有馬記念 出走を予定していた09年春天勝ち馬マイネルキッツが鼻出血で回避、横山典の騎乗停止で鞍上が安藤勝己に乗り替わったペルーサも枠順決定後の金曜の夜に左前挫跖で出走を取り消し13頭立てになったが、G1馬は9頭、DWC勝ち馬に三冠馬、今年の古馬中距離G1勝ち馬勢揃いの豪華メンバー。
前日最終単勝オッズ1番人気は三冠馬オルフェーヴルで2.3倍、3.5倍の2番人気にはJCで復活勝利を挙げた最強牝馬ブエナビスタ、秋天でG1馬の仲間入りして続くJCでも2着のトーセンジョーダンが9.1倍の3番人気、9.5倍で4番人気DWC勝ち馬ヴィクトワールピサは連覇を狙う。5番人気には秋天惨敗のリヴェンジを果たしたい宝塚記念勝ち馬アーネストリー12.8倍、24年連続G1勝利に望みが繋がった武豊が騎乗するレッドデイヴィスはG1未勝利ながら14.4倍の6番人気に推された。以下、昨年のダービー馬エイシンフラッシュが28.8倍、春の天皇賞馬ヒルノダムールは30.2倍、未完の大器ルーラーシップ39.7倍、昨年3着のトゥザグローリー45.2倍、G1・2勝のローズキングダム46.4倍、10年春天勝ち馬で前走JC3着のジャガーメイル67.8倍、今年重賞を2勝しているキングトップガンが唯一の単勝万馬券108.7倍で続いている。
1番人気に推されたオルフェーヴル。三冠馬の同年有馬記念の戦績は、セントライト出走せず、シンザン出走せず、ミスターシービー出走せず、シンボリルドルフ1着、ナリタブライアン1着、ディープインパクト2着と出走すれば2勝2着1回で連は外していない。ただオルフェーヴルの場合、2歳の芙蓉S(2着)で中山コースは経験しているとは言え、震災の影響で皐月賞が東京開催となり、中山の適性が未知数なのは気掛かり。また古馬との対戦、中2ヶ月のローテーションも不安。有馬では勝利したルドルフも古馬との初対戦となったJCでは中1週ということもあって3着に敗れ、ブライアン当時は菊花賞から有馬までは中6週で皐月からダービーまでとほぼ同じ間隔、有馬もG1馬は5頭出走しているがその内3歳が3頭、同年の古馬中長距離G1勝ち馬はネーハイシーザーのみで古馬のレベルは決して高くなかった。ディープインパクトは現行の中2ヶ月のローテで、レコード決着のJCをハナ差2着のハーツクライに敗れている。それでもウインバリアシオンを物差しにして考えると、JCでウインバリアシオンは勝ち馬ブエナビスタから0秒5差の5着、オルフェーヴルはウインバリアシオンに対しダービーで0秒3差、神戸新聞杯で0秒4差、菊花賞で0秒4差で、そのまま当てはめてもブエナビスタ、トーセンジョーダンと0秒1差、それ以外には先着していたと考えることができる。0秒1の差ならあってないようなもの、オルフェーヴルが菊花賞同様の状態にあるなら勝ち負けになる。
ラストランとなるブエナビスタが2番人気。
有馬記念ではシンザン、グリーングラス、オグリキャップなどがラストランを飾っているが、レース後に引退式を行った馬は4頭いて、シンボリクリスエス、ディープインパクトは勝って引退式を迎えたが、タップダンスシチー、ダイワメジャーは12着、3着に敗れて引退式を行った。ブエナビスタも勝って引退式を迎えられたら良いのだろうが、秋天での調整ミス、100%の仕上げで力を出し切ったJC、上がり目どころか状態は下降している可能性は大。それでも勝ち負けできるのがブエナの強みではあるが、勝ち切るまではないと見る。
秋天を勝利し、JCでもクビ差2着で充実期にあるトーセンジョーダン。
中山も4戦して3勝、唯一の着外は昨年の有馬での5着。その有馬も押し出されて逃げる形となり、本来の走りではないにも関わらず0秒3差5着に踏ん張っている。今回も逃げ馬不在でキングトップガンかアーネストリーが行かなければまたしても逃げる可能性もあるが、本格化した今なら昨年以上の渋太さを発揮するであろうし、鞍上は大舞台に強いウィリアムズ。頭には置き辛いが無視も危険。
昨年の覇者ヴィクトワールピサも引退レースとなるが、昨年の有馬からスタートも一息で、ペースが遅く捲くって粘れた有馬、DWCでは勝利したが、走る気が戻っていなかったJCでは全く上がって行けず13着に敗れた。得意の中山だからといっても急に走る気が戻るとは考えにくい。
同じように凱旋門賞帰りのヒルノダムールも復調までには時間がかかりそう。
秋天で14着に敗れJCをパスして立て直したアーネストリーを中心に置きたかったが、過去10年連対馬を出していない7枠に入った。スタートしてすぐコーナーなので外枠は不利で、逃げるならまだしも前には行きたいが逃げたくはないアーネストリーにとっては歓迎できない枠だ。それでも前走のは出遅れと敗因がはっきりしており、好スタートを切って2、3番手で競馬出来れば宝塚の再現も。
横山典の騎乗停止に端を発し、レッドデイヴィスが回って来た武豊。
ここで勝てばさすが武豊となるのだろうが、そう上手くはいきそうにない。オルフェーヴルに先着したとこがあるとは言え、当時はまだオルフェーヴルが未完成だった頃、逆にレッドデイヴィスは骨折して当時の力から幾分落ちているはずで、今の豊に追い込み馬もあまり良いとは思えず。
穴なら昨年3着で右回り得意のトゥザグローリー、後藤に手が替わるローズキングダム、前走3着でも全く人気にならないジャガーメイルあたりが面白そうだが、トゥザグローリーは前走内容が悪すぎ、ローズキングダムも良い頃の調子になく、ここはジャガーメイルに期待。
◎
オルフェーヴル◯
トーセンジョーダン▲
アーネストリー △
ブエナビスタ ☆
ジャガーメイル 狙い目
馬単 ◎▲→◎◯△(5点)
3連単 ◎▲→◎◯△→◎◯▲△☆(15点)
前回の結果
中山大障害
1着◎マジェスティバイオ
2着◯ディアマジェスティ
3着 ドングラシアス
ラジオNIKKEI杯2歳S
1着 アダムスピーク
2着◯ゴールドシップ
3着◎グランデッツァ
13着△フレージャパン